東芝は,川崎市健康安全研究所と食中毒原因菌の特定を迅速化する検査技術の共同研究を4月1日から開始する。
東芝が独自開発した電流検出型DNAチップを応用し,複数の食中毒原因病原体を短時間かつ高感度で同時に検査できる技術について,これまで旧川崎市衛生研究所と連携を行なっていた研究を発展させるもの。
従来の培養法では,腸管出血性大腸菌,赤痢菌,黄色ブドウ球菌,カンピロバクター,サルモネラ,腸炎ビブリオ,ノロウイルスなどの特定に4~5日間程度かかっていたが,DNAチップを用いたこの検査技術により,これらの食中毒原因病原体を一括で約2時間で特定することが可能となる見込み。
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