海洋地球研究船「みらい」が取得する気象観測データ,大気循環の再現性を向上

海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター・観測システム設計手法開発研究チームの猪上淳博士を中心とした研究グループは,海洋地球研究船「みらい」の北極航海で取得した高層気象観測データが,北極海上や日本を含む中緯度の大気循環の再現性を向上させることを,開発したデータ同化システムによって明らかにした。

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「みらい」は他の船では困難だった,北極海上で高頻度のラジオゾンデ観測が可能。データ空白域での高層気象観測の強化は,北極海上を航行する船舶に対して正確な天気予報(の初期値)を提供することにつながるだけではなく,中緯度の大気循環をより精度よく再現・予報することにも貢献すると期待される。

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