NECライティングは,1,000cd/m2において75 lm/Wの照明用有機ELパネルを開発した。
パネルは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の開発プロジェクトの一環として取り組んだもので,これまで同社は山形大学教授の城戸淳二氏らの研究グループと共同で開発を進めてきた。
このプロジェクトにおいて,2×2mmの発光エリアの素子サイズにおいて,156 lm/W@1,000cd/m2の発光効率を確認。この数値は潜在的な効率値200 lm/W以上に対して,通過点の値の一つとしているが,今回ここで培った技術を応用し,75 lm/W@1,000cd/m2 の10cm角の照明用有機ELパネルを開発している。
今後も効率改善とともに,開発した技術をパネルに投入することで実用化を目指す。