筑波大、HAL装着による運動機能改善効果

筑波大学医学医療系准教授のの江口清氏らは、運動器不安定症患者やその基礎疾患を有する患者に対しロボットスーツ(HAL)を用いた、リハビリテーションを試みた。その結果、重篤な有害事象なく週2回16回(8週間)の歩行訓練が可能であり、効果的なリハビリテーションを行える可能性を示した。

筑波大学情報系教授の山海嘉之氏の下、開発されたロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)は、コンピュータ制御の下にヒトの運動意思に応じた動作の補助をする装着型ロボット。HALによる運動支援は脳卒中、脊髄損傷などへの治療的リハビリ支援の可能性が期待されている。

HALを用いた歩行練習を中心としたリハビリテーションを実施し、有害事象の有無、歩行能力、バランス能力の変化について検討した結果、38例中、32例が8週間のHALを使ったリハビリテーションを完遂、歩行能力に有意差が認められた。

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