オプトラインはこのほど,そのパートナー企業である米国IDEX Optics&Photonics(IOP)と,IOP傘下のCVIレーザーオプティクス部門の日本における販売に関して代理店契約を締結・提携したと発表した。
オプトラインは蛍光・ラマンフィルタメーカのSemrock社(現IOP傘下)と2003年に販売代理店契約を結んだが,今回の提携はSemrock社製品の販売で実績の高い販売網・スキルを持つオプトラインがCVIレーザーオプティクス部門の販売も手がけることが最善であるというIOPの思惑とオプトラインの事業戦略が一致したもの。オプトラインは1982年創業で,国内外のガラス製光学部品を民間企業や大学研究機関に製造,また販売を手がけている。最近では光学部品のみならず,光源等の光学機器の販売,またそのシステムインテグレートや一部自社製品の開発製造・販売を行なっている。
IDEX Optics&Photonicsの親会社であるIDEX社は1988年設立。米国Illinois州Lake Forestに本拠を置き,2009年にSemrockを買収したのを皮切りにオプティクス&フォトニクス市場に参入。2011年にはIOPを通じCVI-Melles Griotを買収した。IOPは2月5日~7日までSan Franciscoで開催されていたSPIE 2013 Photonics Westで,CVI-Melles GriotをCVIレーザーオプティクス部門とMelles Griotレーザー部門に事業を分離再編することを発表していた。