光都ビジネスコンペが終了へ, 第10回最後の受賞者が決まる!

「光」を軸とした技術シーズの発掘や新産業の創出による地域産業の振興を目的として,播磨科学公園都市に因み,光都を冠したビジネスコンペとして姫路商工会議所が主催となって2002年にスタートした,光都ビジネスコンペin姫路が第10回をもって終了した。

第10回表彰式は昨年11月22日に開催され,今回29件の応募の中から最優秀賞1件,優秀賞2件と奨励賞1件が選ばれた。

最優秀賞には「農作物の生育に影響のない夜間照明に利用できる技術活用(光害阻止LED照明の普及)」のテーマで,アグリライト研究所・代表取締役の園山芳充氏が受賞。優秀賞は「複眼マルチ機能内視鏡システム」のテーマで,大阪大学大学院情報科学研究科・教授の谷田純氏が,さらに「室温ナノインプリントによる高耐熱性光学素子の製造」のテーマで,兵庫県立大学高度産業科学技術研究所・教授の松井真二氏が受賞。奨励賞には「ナノビーコンによる分子イメージングの医療診断への応用」のテーマで,兵庫県立大学高度産業科学技術研究所・非常勤職員の福岡隆夫氏が選出された。

http___www.himeji-cci.or

光都ビジネスコンペin姫路にはこれまで大学や企業,研究者個人から,209件の光技術に関するテーマが応募された。同実行委員会・実行委員長の齋木俊治郎氏は「全10回の過程において新製品,並びに新技術を市場に出すことに成功するなど一定の成果をあげることができた」と締めくくった。

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