筑波大学 数理物質系教授の守友浩氏らのグループは,高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所教授の足立伸一氏との共同研究で,熱では相転移を示さないコバルトプルシャンブルー類似体に対してフェムト秒レーザで光励起を行ない,コバルト原子の価数状態の時間発展を調べた結果,大きなスピンをもつCo2+の寿命が32ナノ秒と極端に長いことを見出した。
このような長寿命は,新しい磁気状態(準安定状態)の形成を強く示唆し,将来的にコバルトプルシャンブルー類似体が光スイッチ材料として応用できる可能性を示すもの。
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