国立環境研究所は,2013年1月から2月初めにかけて日本各地において観測されたPM2.5の高濃度現象を,現時点で入手可能な観測データとシミュレーションモデルをもとに調べた結果を公表した。
その結果,全国の一般環境大気測定局における環境基準値超過日数(1日平均値35μg/m3を超過した日数)は16日であったこと,西日本で広域的に濃度が上昇し九州西端の離島でも高濃度が観測されたこと,観測とシミュレーションモデルの結果を総合すると越境大気汚染が影響していた可能性が高いこと,大都市圏では越境汚染と都市汚染が重合して濃度が上昇した可能性があること等が明らかになった。
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