キヤノンは30型4Kディスプレイを開発し,この11月に開催された放送機器関連技術展「InterBEE」において国内初披露した。
開発したディスプレイの詳細なスペックは明らかにしていないが,今後映画製作・放送関連業界向けに製品化を目指す考え。同社は以前,東芝と共同で表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)の事業化に取り組んでいたが,家庭用テレビ向けとしては製品化を断念している。ただ,新たなアプリケーションの開拓とともに,研究開発は継続していくとの考えは示していた。4K製品では映画業界向けに4K撮影カメラ「EOS C500」を発表している同社だが,今回の4Kディスプレイと合わせ,入出力機器までをカバーしたいとしている。
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