月刊OPTRONICS 特集序文公開

光学系を含むARグラスの最新技術動向

1 はじめに

2024年~2025年前半のXR機器の市場では,マニア待望ヘッドセット型のApple Vision Proが2月に発売された。片眼4K(両眼8K)高精細ディスプレイ画質が話題となった。一方,XR機器トップシェアのMetaは10月に同じくヘッドセット型のQuest 3Sを発売,Vision Proの1/10以下の価格帯で取引され,XR機器シェアの70%に到達する状況になった。しかし,XR機器の出荷数量は前年比マイナス成長と低迷した。一方,Metaは,フランスのエシロール・ルックスオティカと提携しAIグラスRay Ban Meta(display搭載無し)で100万台を売り上げるヒット商品を生み出していた。

この状況を経て,2025年9月に開催されたMeta Connectでは,新製品としてヘッドセット型のQuest 3S後継機種はアナウンスされず,AIグラスをベースとしてこれにLCoS(Liquid Crystal on Silicon)displayを搭載したMeta Ray Ban Display(ARグラス)4)が公表され,直ちに米国向けに発売された。引き続き欧州などの発売を予定していたが,現在,即日完売となり米国での追加販売への対応も進まない人気商品の状態である。

本報告はXR機器を取り巻く上記状況を踏まえてのタイトルとなっている。ARグラスにFHD以上の解像度displayを搭載するサングラス風ARグラスと,AIグラスをベースとする透明ARグラスに分け,搭載するbirdbath,waveguide光学系の効率を初めとする技術内容を解説する。特にMeta Ray Ban Displayは分解調査レベルで反射型waveguide分解結果などを報告する。さらに,これら技術を取り込んだ20点以上のARグラス製品の重量や搭載displayの画素数比較などの分析を報告する。最後は,2026年以降のARグラスを中心とする次世代ゲームチェンジャー技術候補であるメタサーフェス(metasurface)5)を紹介する。

【月刊OPTRONICS掲載記事】続きを読みたい方は下記のリンクより月刊誌をご購入ください。

本号の購入はこちら

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア