小糸製作所は,LiDAR技術の開発企業の独Blickfeld GmbH(Blickfeld)と共同で,小型LiDARのサンプルを試作し,ヘッドランプに搭載するための検討を開始した(ニュースリリース)。
Blickfeldの3次元ソリッドステートLiDARは,コア技術としてシリコンMEMSミラーを採用,コンパクト化を実現することにより,自動車照明器内部への搭載を容易としている。これにより車両のデザインに影響を与えることなく,リアルタイム3次元マッピング,物体検知のほか,物体認識や追跡も可能となるという。
同社の自動車照明器技術とLiDAR技術を組み合わせることにより,自動車メーカーは高性能なLiDARをひとつの統合部品として車両に搭載することが可能となり,先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムでの採用が期待できるとしている。