古河電気工業は,400Gb/sの超高速光デジタルコヒーレント伝送装置のキーデバイスとなる小型ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)を開発し,サンプル提供を開始した。
今回開発した小型ITLAは,従来のITLAと同じOIF規格を維持したまま,小型化と低消費電力化,高性能化を実現した光源で,エラスティック光ネットワークに使用されるFlexGridに対応した細やかで高精度な波長設定が可能となっている。
また,16QAM多値変調では従来と比べ信号間距離が短くなり,より雑音の小さい狭線幅化が要求されているが,これに応えるため,チップ構造を最適化し,300kHz以下の線幅を実現した。さらに周波数を0.1GHzグリッド間隔でフレキシブルに可変できる機能も開発した。
同社はこの3月に100Gb/s光デジタルコヒーレント伝送向け小型ITLAのサンプル出荷を開始しているが,今回400Gb/s伝送向けもラインナップすることで超高速伝送ニーズに対応する。
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