『 光 学 系 基 礎 理 論 』 ~ 近軸理論を中心として ~

『 光 学 系 基 礎 理 論 』 ~ 近軸理論を中心として ~

日時:
会場:
オンライン開催
主催:
一般社団法人 日本オプトメカトロニクス協会

最近は、光学系の応用分野が非常に広くなっており、光学について基礎的理解を必要としている技術者の層は、光学の専門技術者以外にも大きく広がっています。また光学系の設計に携わる技術者が、その基礎になる収差論を本当に身につけるためには、光学系の基礎的理論についてあらかじめ 十分理解しておくことが必要不可欠であります。
現在、光学に関する書物は数多く出版されていますが、その大部分は興味を中心にした解説書かまたは光学専門技術向けの専門書で、光学系に関する実際に役立つ理論を、本質を逃さないで分かり易く体系的に述べたものはほとんど見当たらない状況にあります。
本技術講座は、この様な現状を考慮し、これから光学系を取り扱ったり、設計したりする仕事につこうとする初心者のために、近軸理論を中心にした光学系の基礎理論を、体系的に理解してもらうことを目的として開催するものです。
とくに、収差論を学ぼうと考えておられる方々は、近軸理論についての理解が前段階として必要ですので、この機会に是非本技術講座を受講されるようおすすめします。収差論の理解が一段と深まると考えます。

1 . 序 論
1.1 はじめに
1.2 光源と光学系の役割
1.3 幾何光学とその基本法則
1.4 平らな境界面での光線の屈折
1.5 平らな境界面での光線の反射
1.6 光学用の材料について
2 . 結 像 光 学 系 の 基 礎 ( 1) 近 軸 理 論
2.1 結像とはどういうことか
2.2 距離の定義と符号の規約
2.3 球面での光線の屈折と近軸結像
2.4 横倍率と Helmholtz-Lagrange 不変量
2.5 非球面反射面の取扱い
2.6 光学系の構造と近軸光線の追跡
2.7 薄肉レンズと近軸結像
2.8 実際の光学系と近軸結像
2.9 光学系の焦点距離と主点位置の計算
2.10 afocal 系とその特性
3 . 結 像 光 学 系 の 基 礎 ( 2) 収 差 と そ の 性 質
3.1 光学系と絞り
3.2 理想結像と収差
3.3 球面収差
3.4 コマ収差
3.5 正弦各件
3.6 非点収差と像面湾曲
3.7 歪曲
3.8 色収差
3.9 偏心による収差
4 . 結 像 光 学 系 の 機 能
4.1 像の大きさ
4.2 像の明るさ
4.3 画像情報の伝達特性
4.4 分光透過率と色再現特性
5 . レ ー ザ ー 用 光 学 系 の 基 礎
5.1 レーザービームの形態
5.2 光学系によるビーム形態の変化
6 . レ ー ザ ー 用 光 学 系 の 機 能 と そ の 応 用
6.1 スポットの形成
6.2 画像のフーリエ変換
※テキスト「結像光学入門 光学系取扱いの基礎」

定員:
25名
URL:
http://www.joem.or.jp/
備考:
1月18日、25日、2月1日、8日(計4日間)

お問合せ先:一般社団法人 日本オプトメカトロニクス協会 事務局 TEL:03-3435-9321