創造的な経営者と言えば,電力事業などでも大きな足跡を残した“発明王”トーマス・エジソン(1847−1931)や,大量生産方式の導入をはじめとする技術革新などを進めた“自動車王”ヘンリー・フォード(1863−1947)を忘れることは出来ません。そして,その二人には接点があったのです。今回は,そんな二人を追ってみました。
エジソンは1847年に米国オハイオ州で7人兄弟姉妹の末っ子として生まれています。7歳の時に家族が移り住んだミシガン州の小学校に入学しますが,好奇心は人一倍強く先生が困り果てる程“Why?”を連発していたそうです。その時の周囲の対応が元になったか,学校嫌いに陥り,昔小学校の先生だった母親の下での学習を続けていたのです。好奇心旺盛なエジソンは9歳の頃から化学に強い興味を持ち始め,実験材料を買う為に始めたのが近くの鉄道駅での新聞売りでした。実験費用が更に必要になると,列車内向けの新聞を作り,販売を始めます。結構面白い記事が乗客に人気となり売上も伸びたようです。
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