新年おめでとうございます。今年もまた,この話題の中で“創造力の世界”のエクササイズを一緒にして行きたいと思います。今年最初の話題は,生活に密着した暦(カレンダー)から始めることにしましょう。特許の話題からは少々外れますが,新年に免じてご容赦を。
日本語では暦とカレンダーを微妙に使い分けています。「暦」は古代人の知恵として生まれた“時”のスケールで,暦の記録としていたものが後に現在のような「カレンダー」になるのです(図1)。そんな「暦」が生まれるヒントは大自然のリズムの中にありました。夜空の月の満ち欠けに注目した民族は太陰暦を導き,太陽の変化に依存する農耕民族は太陽暦を導いたようです。
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