“バブルラップ”と言っただけでは俄かにイメージできないかもしれませんが,今から半世紀以上前の1960年に米国で製品化された“Bubble Wrap”が梱包の世界を一変させました。米国では気泡緩衝材のその商標が一般名詞化している程です。“プチプチ”と言えばお分かりでしょう…。今回は,その“プチプチ”を見てみましょう。
“Bubble Wrap”は米国ニュージャージーのアルフレッド・W・フィールディング(1917−1994)とスイス出身のマーク・シャヴァンヌ(1946− )の二人の技術者が発明し,製品化しています。二枚の樹脂シートの間に独立した気泡を設けることで効果的な緩衝材になる…との着眼から1957年にその基本構造を考案し,3年間の試行錯誤を重ねた末に製品化したのです。
この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。