FASE,医療向け3D裸眼表示装置を開発


エフ・エー・システム・エンジニアリング(FASE)は,裸眼に対応する医療用3D表示装置を開発し,販売を開始した(ニュースリリース)。

開発した3D裸眼表示装置は①ジャンピングポイントが全くない,②85度と広い視野角,③輝度の低下がない,④リアルタイム表示が可能,⑤目に優しい―といった特長を持つ。今回販売にあたっては,外科手術の現場において手術支援用ロボット3Dモニターシステムや内視鏡手術3Dモニターシステムとして3D裸眼表示装置による臨床試験を繰り返し行なったという。

医療分野の外科手術領域ではメガネ方式の3Dモニターが普及しており,メガネ方式の3Dモニターはメガネをかけることの医師のストレスや手術室での細菌問題が指摘され,裸眼方式の3D表示装置の開発が望まれている。しかし,3D裸眼表示装置は逆視やモアレ,ジャンピングポイント,クロストーク,表示の暗さ,視野角の狭さなど様々な課題が山積していた。開発した装置は,それらの課題を全て解決したものとしている。