ギガフォトンは,更なる生産能力増強を目指して2022年7月より着手していた生産棟の新社屋に関し,竣工式を行なったことを発表した(ニュースリリース)。
今回竣工した生産棟の新社屋は,50億円を投資し,同社として初の生産を専門とした建屋となる。新生産棟では一人あたりの生産効率だけでなく,福利厚生面も充実させ,生産部門人員を従来の2.4倍(2020年比)に増強する計画。
同社では2020年より,生産性向上および設備増強による生産キャパシティの拡大を段階的に実施してきており,今回竣工した生産棟の新社屋の稼働により,目標としていた2020年比2.5倍の生産キャパシティを実現するという。
2030年までに半導体市場が1兆ドル規模に成長する予測となっており,リソグラフィの需要も増加が予想されることから,同社も計画的な生産キャパシティの増強により,ユーザーの需要に全力で応えていく姿勢。
生産キャパシティの増強には,そこで働く社員の満足も必要不可欠な要素だとし,社員発案による多目的スペースや,ダイバーシティに対応したファシリティにより,より多様性のある働き方ができる環境を整備しているという。
生産棟新社屋概要は以下の通り。
延床面積:7,537.23m2
投資額:約50億円