トプコンは,グループの成長戦略を支える光学部品の生産能力増強のために,100%子会社であるトプコンオプトネクサスの新工場を建設,10月22日に竣工したと発表した(ニュースリリース)。
トプコンオプトネクサスは,精密光学機器メーカーであるトプコンの光学部品・光学ユニットの製造,販売を行なう拠点として1969年に設立。以来50年間,精密研磨加工技術と光学薄膜加工技術を結集し,光学レンズやプリズム,光学ユニットを製造しトプコンの測量機や眼科用医療機器のグローバル事業展開を支えてきた。
様々な産業分野で日本メーカーがコスト追求のため生産拠点を海外へ移転する中,”Made in Japan”にこだわり,光学部品を提供してきた。トプコンの基幹光学部品の製造のみならず,国内の様々な精密機器メーカーからも光学部品の生産委託を受けている。
今回,福島県田村市の産業団地内に建設された建築面積約7,400m2の新工場は,環境型インフラ導入による地域との共生,最新製造設備導入による技術・品質力向上および新規生産管理システム導入による生産性向上を進め,基幹部品工場として,グループの成長戦略を支える「世界オンリーワンの先進的光学部品工場」としての役割を担っていくとしている。