パナソニックは,360度映像を非圧縮4K/30pで出力可能な360度ライブカメラ(カメラヘッド/ベースユニット)を2017年8月より発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
この製品は,4系統のカメラ映像をスティッチング(接合)し,2:1正距円筒図法形式の360度映像を生成するもの。スタジアムでのスポーツ中継やイベント,コンサートのライブ配信など,さまざまなシーンに臨場感を与える。
4K(3840×1920)出力により,その場所にいるかのような没入感のある高画質映像を実現。また,外部にPCを接続することなく4系統のカメラ映像の露出・ホワイトバランスを撮影環境に合わせて自動制御し,常に自然な映像を生成する。さらに,スティッチング時に接合部の被写体を自動で検出し,スティッチング位置を常時変更する高精度な「リアルタイム動的スティッチング機能」を搭載。継ぎ目がわからない映像を生成する。
4K/30pの高精細な360度映像は低遅延で接合・生成されるため,リアルタイムな映像配信が可能。また,離れた場所のパソコンやiPadなどのタブレット端末からLAN経由によるモニタリング,カメラ制御が行なえるため,即時性のある4K制作ワークフローを実現する。設置や撤収が簡単でありながら,ケーブルの誤抜防止機能なども搭載し,ライブ放送において映像制作者の要求に応える信頼性を確保した。