リコーは,24時間連続で360°の全天球ライブストリーミングが可能となるカメラ「RICOH R Development Kit」のプレオーダーを2月27日より開始した(ニュースリリース)。出荷は2017年5月頃を予定している。
この製品は,同社独自の全天球映像技術を活用し,2K解像度で30fpsの全天球ライブストリーミングを可能にする。全天球映像の標準フォーマットであるEquirectangular Projection Formatへの合成は,カメラ内でリアルタイムに行なわれる。
映像はHDMI®またはUSBにより出力され,ACアダプターを使用し24時間の連続稼動が可能。薄型・軽量ボディでありながらマイクロSDカードへの映像記録も可能。また,カメラをUSB経由でコントロールするためのAPIを公開し,パソコン向けの映像コントロールツール「RICOH Rコンソール」のソースコードはGitHubを通じて公開する。
これにより,エンターテインメント以外にもテレイグジスタンス技術やコンピュータービジョンの分野など幅広く活用できるという。