光ファイバーによるビデオ伝送機器メーカーの米Inneos,LLCは,CEATECにてコンシューマー機器対応の光エクステンダー「SH51-03A」を発表した(ニュースリリース)。
この製品はHDRやその他の先端機能をサポートし,1本の光ファイバーでHDMI 4K60,4:4:4 カラー画像を300m以上,画質の劣化なく伝送する能力を備えており,4K画像品質のデータを犠牲にすることなくシステムに組込みたいインストーラ企業にプラグアンドプレイ(PnP)でのソリューションを提供する。
画像伝送のソリューションを光ファイバーで提供する他の製造メーカーは,4Kの帯域幅の条件達成で苦労しており,その問題解決のために複数の光ファイバーにしたり,クロマサブサンプリング,あるいは圧縮を使用してコストをかけてシステムを複雑化しているという。
一方,同社の製品は,特許のCWDM (Coarse Wave Division Multiplexing = 波長分割多重技術)に基づくもので,4K,8K,それ以上の解像度に対し,増加の一途をたどるスループットを1本の光ファイバーでソリューションを提供するとしている。