パナソニックは,可視光通信技術を発展させた独自の「光ID」技術を用いた情報連携サービスのよりスムーズな導入を目的として,サービス開始時に必要な「光ID」送信機,「光ID」プラットフォームサービスを用途別,シーン別に組み合わせたパッケージの提供を,2016年7月下旬から開始する(ニュースリリース)。
同社は,2014年12月に,LED光源を高速点滅させることでさまざまな情報を送ることができる可視光通信技術を発展させ,その光源から送信されるさまざまな情報を搭載したID信号(「光ID」)を,スマートフォンのイメージセンサーと専用アプリを用いて高速受信する技術を開発した。
この技術は,スマートフォンに専用のアプリケーションソフトをインストールするだけで,受信側のスマートフォンと送信側の「光ID」の送信機器(デジタルサイネージ,LED照明など)の間での「光ID」送受信を可能とするもの。
昨年12月の事業内容の発表以降,同社は様々な業種業態においてこの技術の検証を進めてきた。今回,用途,利用シーンに合わせた3種類のパッケージとして提供開始することで,市場導入の拡大を目指す。
今後,このようなパッケージを更に充実していくとともに,「イベント」「施設案内」「商品情報配信」「看板広告」等での活用を訴求していくとしている。