シャープは,晴天下でもくっきり表示可能な高輝度を実現した,屋外のデジタルサイネージに適したLEDディスプレー「VF-S601」を9月下旬に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
この製品は,5,000cd/m2の高輝度により,屋外やショーウィンドーなど,外光の射し込む明るい場所での高い視認性を実現した。表示面はもとより,背面にも防水・防塵対策を施しているので,雨水や粉塵にさらされる環境下でも使える。さらに,LED素子同士の間隔が約6mmの狭ピッチなので,高精細な表示が可能となり,文字情報も鮮明に映し出す。
また,この製品を複数組み合わせて,サイズや形状をフレキシブルに設計できる。店頭に手軽に設置できるコンパクトサイズから,大型の商業施設などに相応しい大画面まで,設置場所に応じた対応が可能。
なお,単体のLEDユニットサイズは,31.5型(4:3)(対角 80.0cm),LEDユニット解像度は104×78ドットとなっている。
外国人観光客の増加に伴い,ガイダンス表示などのニーズが高まっており,屋外のデジタルサイネージの設置拡大が見込まれている。同社は,この製品により,デジタルサイネージ用ディスプレーのラインアップを強化するとともに,設置からコンテンツ配信,メンテナンスまでのサービスを一貫して提供し,幅広いユーザーのニーズに対応してたいとしている。