ウシオ電機は,ブイ・テクノロジーが製造・販売しているIPS/FFS光配向用露光装置(製品名:「AEGIS-IPS」)が,同社の保有する特許権(特許第4815995号)を侵害しているとして,2015年10月に東京地方裁判所に対して仮処分の申立てを行なっていた。
今回,同社の主張が認められ,2016年6月24日付けで対象製品の製造・販売等の差止めを認める仮処分決定がなされた(ニュースリリース)。
対象製品は,ブイ・テクノロジーのIPS/FFS光配向用露光装置(製品名:「AEGIS-IPS」)のうち,偏光光照射光源が3列の照射ユニットで構成されているもの
なお,同社は,上記仮処分の申立てと同時に,当該特許権の侵害に関する訴訟を東京地方裁判所に提起しており,ブイ・テクノロジーに対して,対象製品を含むIPS/FFS光配向用露光装置(製品名:「AEGIS-IPS」)の製造・販売等の差止め及び損害賠償を求めており,現在,審理が継続している。
同社は,IPS/FFS光配向用露光装置のトップメーカーであり,光配向技術に関する多数の知的財産権をグローバルに保有しており,自社の知的財産権が侵害されたと判断した場合は,今後も毅然とした態度で臨むとしている。