オリンパスは,医療事業のさらなる飛躍を目指し,医療機器の主要製造拠点である会津オリンパスおよび青森オリンパスに新棟を建設した(ニュースリリース1,2)。
それぞれ4月に竣工し,会津オリンパスは5月,青森オリンパスは9月末より本格稼動する予定。
会津オリンパスは医療用内視鏡スコープ,内視鏡洗浄消毒装置などの開発・製造を行なっている。青森オリンパスでは,主に内視鏡治療で用いられる処置具や外科手術用エネルギーデバイスなどの生産を行なっている。
同社は,医療事業のさらなる飛躍を目指して,医療機器の主要製造拠点(会津・白河・青森)の生産能力増強・生産効率向上・BCP対策を図り,盤石な生産体制の構築を目的とした新工場棟建設計画を2012年12月に発表している。
今回の投資はこれに基づくもので,白河事業場内の新工場棟は昨年10月7日に竣工している。
投資額は,会津オリンパスの新工場の総工費が約99億円,青森オリンパスの新棟の総工費が約27億円となっている。