三菱電機とアマダ,レーザー加工機特許訴訟で和解


三菱電機は,アマダホールディングス(アマダ)が製造・販売するレーザ加工機およびレーザ複合機が,同社保有の特許権3件を侵害するものとして,2010年5月31日付で提訴した特許侵害訴訟が,和解により3月28日付で終了したと発表した(ニュースリリース)。

和解内容については当社とアマダ社以外の第三者には非開示となっている。この訴訟で三菱電機はアマダに対し,対象製品の製造・販売差止めおよび損害賠償の支払いを求めていた。

なお,今回の和解の成立に先立ち,3月23日付でこの訴訟における最重要特許(特許第3138613号:発明の名称「レーザ加工装置」)に対する審決取消訴訟の判決が言い渡され,特許を無効とした特許庁の審決が取り消されている。

これについて三菱電機は,知的財産高等裁判所により同社特許が正当に評価されたものだとしている。