凸版,3色表示フレキシブル電子ペーパーを開発

凸版印刷は,白黒赤の3色に表示切替が可能で,店頭の売価表示に最適なフレキシブル電子ペーパーディスプレイを国内で初めて開発した(ニュースリリース)。

この製品は,薄くて曲げることができるうえ,白黒赤の3色に表示切替が可能な電子ペーパーディスプレイ。白黒に加え,赤色にも表示切替が可能なため,訴求したい部分を自在に強調でき,店頭の売価表示に最適。凸版印刷が開発するレール型電子棚札にも適用可能。

表示部分の前面板にE Inkが開発した3粒子系電気泳動型カラー電子ペーパー「Spectra」を採用。凸版印刷が従来培ってきたプリンテッドエレクトロニクス技術によるフレキシブル薄膜トランジスタ(TFT)と組み合わせることで,薄くて曲げることができ,白黒赤の3色表示を実現した。

凸版印刷は3色表示可能なフレキシブル電子ペーパーをレール型電子棚札へ適用し,2018年度の実用化を目指す。また,プリンテッドエレクトロニクス技術の研究を進め,フレキシブル電子ペーパーの薄くて軽く,かつ割れない強みや,曲面表示の特性を活かし,物流や製造,デジタルサイネージなど様々な分野で新しい製品の開発を行なっていく。