東芝ライテックは,中国における蛍光ランプ・LED電球等の一般用ランプおよび照明器具の製造・販売事業を,2016年4月1日付で中国の康佳(コンカ)集団股份有限公司のグループ会社(安徽康佳緑色照明技術有限公司および康智光电有限公司)に譲渡する(ニュースリリース)。
この譲渡は,現在東芝が進めている一連の構造改革の一環として行なうもの。これにより同社は,一般用照明製品の製造を同社の国内製造拠点および外部生産委託に順次切り替え,市場ニーズに合わせたフレキシブルな生産体制の整備とコスト競争力の強化を進めることで,照明事業の収益力強化を図る。
これに伴う費用は2015年度下期予算に織り込み済みであり,東芝の連結業績見通しに対する影響はないとしている。
譲渡の対象となるのは東芝照明(中国)有限公司,環亞科技(香港)有限公司の全持分および東芝照明(昆山)有限公司の一般用照明事業。なお,東芝照明(昆山)有限公司は,今後も同社グループとして車載光源等の産業照明の製造・販売を継続する。