米コヒレントは,タブレットPCを使用してレーザーパワー/エネルギーセンサーの測定を可能にするモバイル専用のアプリケーションを開発した(ニュースリリース)。これにより,ユーザーインターフェースを改善し,利便性を高めた。
このアプリ「LabMax-Pro Mobile App」は,Android搭載の一般的なタブレットPC(9インチ以上のディスプレイ)と使用でき,タッチスクリーンでレーザーパワー/エネルギー測定が行なえる。
例えば,データ保存やモバイルデバイス間のデータ共有をはじめ,瞬時のパワー計測,パルスシェープの解析,ビームポジションやデータのロギングが可能。
このアプリは,2種のハードウェアと互換性がある。まず1つ目は,「LabMax-Pro」(同社製メーター)にUSBで接続し,同社の様々なレーザーパワー/エネルギーセンサーと組み合わせて使用できる。特に高速サンプリングを実現し(10Hzあるいは20kHzの繰り返しで連続してサンプリングができ,またバースト・モードでは625kHzの超高速サンプリングが可能),リアルタイムでパルス形状の解析が高速で行なえる。
2つ目は,センサーヘッドのケーブルに従来のメータ機能を内蔵した「PowerMax-Pro USB」(同社製メーターレスセンサー)と接続するだけで,メーターを必要とせず,タブレットPCでレーザーパワー測定が可能となる。
高品質かつ低価格なタッチスクリーンを搭載したタブレットPCが増えている昨今,パワフルで簡単にレーザ計測が行なえるソリューションを低コストで提供する。このアプリは,外出先にコンパクトなタブレットPCを携帯し,センサーデータにアクセスする必要があるフィールドサービスエンジニアなどに有用だとしている。