モリテックスは,両側テレセントリックレンズ「MTL」シリーズを開発した。12月2日より販売を開始する。
新製品は,「物体側テレセントリックレンズ」や,その他,数々の光学製品の製造で培った技術を駆使して開発した新たなレンズシリーズ。最新の光学デザインにより,視野の中心から周辺,そして深度内において,“高解像”で,かつ“歪みを最小限”に抑えた。精度要求の高いワーク形状や寸法測定に適しており,あらゆる用途に対応する。
また,照明側でも平行光を照射する専用テレセントリックバックライト照明「MTIシリーズ」を同時に開発した。これらを組み合わせることで最適な計測環境を実現する。
対象の市場としては,スマートフォンの検査・組み立て,自動車のエンジン部品,排気,外装関係,食品や医薬品のボトル・錠剤検査,機械部品の組み立てや加工工程などを想定している。
今回,「MTL」シリーズにて100mm,135mm,150mm,180mm,195mm,265mmの6つの視野と各種センサーサイズに対応したレンズ全33機種と,「MTI」シリーズにて照明全6機種を用意した。 今後,これらの製品ラインナップをさらに拡充していくことで,対象市場へのビジネスを拡大していく予定。