日板,3層構造並み断熱効果の2層Low-Eガラスを発売

日本板硝子株は,建築用ガラス向けに新しいタイプのLow-Eガラスを使用した次世代型の複層ガラス「ペアマルチ®レイボーグ®E4」(仮称)を2016年2月から発売すると発表した(ニュースリリース)。

この製品は,国内で初めて,室内側ガラスの表面(第4面)にコーティングされたLow-E膜を使用し,2層構造で,3層複層ガラス並みの熱貫流率(U値)1.0W/㎡・Kを実現した薄型・軽量タイプの高断熱複層ガラス。

これは,Low-E膜と中空層に封入された不活性ガスにより,従来品と比較して断熱性能を約10%向上させた新しいタイプのLow-E複層ガラス。室内側ガラスの表面(第4面)は,特殊コーティングにより,通常のフロート板ガラス同等の耐久性を有している。

Low-E膜を室内側ガラスの表面に使用することにより,外気により窓ガラスが冷やされ室内の熱を奪う冷輻射を抑え,冬期の窓際の寒さを低減することが可能となる。

これらの特長から,2層構造ながら3層構造並の断熱性能をもつ複層ガラスを実現しており,薄型・軽量化を図っていくとしいてる。