ハレックス,映像鮮明化ユニットを発売

NTTデータグループの総合気象情報会社であるハレックスは,11月2日より,LinkProが製造し同日より販売を開始する,映像鮮明化ユニット「ALTER ONE UNIT」の販売取扱いを開始する(ニュースリリース)。

「ALTER ONE UNIT」は,夜間・逆光などの光量不足–霧・霞・大雨などの悪天候-による不鮮明な映像(動画・静止画)をリアルタイムに鮮明化する装置で,防災分野等,監視カメラを用いる幅広い業務分野において活用が見込まれる。

災害分野においては,気象情報と同等に防災監視カメラによる監視映像が,被害予測や被害状況の把握に重要な役割を担っている。しかしながら,監視カメラが主に設置されている河川や火山等においては,カメラが自然現象の影響(逆光,光量不足,霧,大雨,雪等)を受け,監視対象の映像が不鮮明となる事が多数発生していることがわかった。

この製品は,カメラとモニターの間に接続するだけで,悪条件により見えづらかった物の視認性を大幅に向上させる事が可能。高性能カメラの導入に必要なコストと比較し,既存監視カメラシステムを活かしたまま鮮明な監視カメラ映像を得られることから,安価に課題解決をする事が可能となる。

また,防災分野において,被害予測,被害状況の確実な把握に繋がるだけでなく,不鮮明な監視映像によって,担当者が災害発生現場に確認に行くリスクを最小限に防ぐ事にも繋がる。

また,隠れている色情報を浮き上がらせ,対象物の形や色まで再現して表示する事が可能なため,防災や防犯,建設,医療等,多種多様な分野で活用が可能。同社では,防災分野に限らずさまざまな分野に向けて,販売を進めていくとしている。