シチズン電子,70,000 lm超のLEDを開発

シチズン電子は,照明用LED「COBシリーズ」の新製品として,世界最高クラスとなる70,000 lm超の大光量を実現した「CLU550」を開発した(ニュースリリース)。

従来,水銀灯やHIDランプを使用していた投光器やスタジアム照明をはじめとする屋外照明や高天井照明などに対応できる大光量のLEDが求められている。

今回の新製品では,従来と同じスペースに素子を45%増やした実装が可能となった。また,独自のチップ・オン・アルミ工法により,従来製品より光量が約20%アップし,世界トップクラスの70,000 lmを超える大光量を実現した。これにより,500W相当の明るさを1つのLEDパッケージで対応可能となる。

また,パッケージに4端子設ける事により駆動電力を分散できるようになった。大光量のLEDでありながら特殊の電源を用いることなく,市場の汎用電源でLEDの駆動が可能。

銅製品により,投光器をはじめとする屋外照明や高天井照明など,大光量が必要とされる照明器具において,器具の小型化や回路設計の簡略化が可能になるとしている。

光量 発光効率 (製品名)
 新製品 70,463lm 148lm/W (CLU550-3626C1)
 従来品 57,463lm 128lm/W  (CLU056-3618C1)
【従来比 約20%向上】 【従来比 約15%向上】