キーサイト・テクノロジーは,共通のキャビティー/レーザーモジュールのデザインをベースにした新しい波長可変レーザー光源「81609A」を発売した(ニュースリリース)。
このベーシックライン波長可変レーザー光源モジュールは,他の新しい8160xAモデルと同様に,0.1 pmの分解能,±3pm(代表値)の波長再現性を備え,不連続波長にすばやくステップ変化させることができるので,コストパフォーマンスの高い広帯域光デバイステストを実現するのに適している。
波長設定時間が300 msと従来のモデルより3~4倍高速で,ステップ掃引時間が大幅に短縮される。シリーズの他のモジュールと同様に,>+12dBmのピーク出力パワーと低自然放射光レベルを実現する。
1時間以上の±0.01dBのパワー安定度で,広い波長範囲を備えた静的な局部発振器としても使用できるので,レシーバーのテストや伝送実験に最適だとする。
同シリーズは線幅が狭く,自然放射光レベルも低いため,同社のパワーメータまたはパワー・メータ・モジュールと組み合わせて使用することにより,阻止帯域と通過帯域の両帯域のスペクトラム損失を測定できる。
ガスセルおよび自己調整機能を内蔵しており,長期安定度に優れ,維持コストを最小限に抑えることができるという。シリーズのバリューライン・モデルとベーシックライン・モデルでは,出力パワー,波長チューニングモード/速度、波長確度/再現性に応じたコストパフォーマンスの高いオプションもラインナップした。