NEDO,太陽光発電大量導入プロジェクトで新テーマを採択

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,太陽光発電の持続的発展に向けて,「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」で5件,「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」で2件の技術開発テーマを新たに採択した(ニュースリリース)。

「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」では,太陽光発電モジュールの低コストリサイクル処理技術や,有価物の回収率向上や回収物の高純度化技術の開発と実証を,「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」では,工事を含む周辺機器や維持管理の低コスト化技術の開発と実証を行ない,太陽光発電の大量導入社会を支える太陽光発電のリサイクル社会構築や発電コスト低減を目指す。

各プロジェクトで採用されたテーマは以下の通り。

【1】太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト
1 「ウェット法による結晶系太陽電池モジュールの高度リサイクル実用化技術開発」
東邦化成株式会社
2 「合わせガラス型太陽電池の低コスト分解処理技術実証」
ソーラーフロンティア株式会社
3 「PVシステム低コスト汎用リサイクル処理手法に関する研究開発」
株式会社新菱
4 「結晶シリコン太陽電池モジュールのリサイクル技術実証」
三菱マテリアル株式会社
5 「ホットナイフ分離法によるガラスと金属の完全リサイクル技術開発」
株式会社浜田、株式会社エヌ・ピー・シー
【2】太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト
1 「高耐久軽量低コスト架台開発と最適基礎構造適用研究」
奥地建産株式会社
2 「分散型PCSメガソーラーへの遠隔診断制御クラウドと対処手順の開発」
地域エネルギー株式会社、NPO法人太陽光発電所ネットワーク