コニカミノルタは,自動スキャン分光測色計「FD-9」を9月30日より発売する(ニュースリリース)。
既に発売しているハンディタイプの測色計「FD-7/FD-5」の色評価技術を踏襲するとともに,印刷機の出力条件を決めるためのカラーチャートを,自動で測定する機能を搭載した。ISO規格に準拠した標準照明条件M0,M1,M2による測色データを一挙に取得し,手動測定に比べてより速く,安定した測定ができる。
既存の自動スキャン測色計は,その測色計に合わせたカラーチャートを作る必要があった。新製品は,独自の画像処理技術で,印刷物の中から測色に必要なパッチ位置を認識するため,今までのカラーチャートを引き続き使用できる。
複数の部門や取引先の印刷機に,複数の新製品を導入すれば,全てを統一した基準で色管理することが可能。さらに,迅速なサポート,メンテナンスサービスにより,ダウンタイムを軽減し,業務効率を向上するとしている。