スペクトラ・フィジックスは,世界最小電源一体型LD励起Qスイッチ固体レーザ「Explorer® Oneシリーズ」のラインアップに新たにUVレーザの3モデルを追加した。
新たな3モデルのラインアップは,シリーズの特徴である超コンパクトなデザインでありながら,UV出力2W以上,パルスエネルギー100uJ以上を実現した。マイクロエレクトロニクスやメディカルデバイスをはじめとした分野において,金属やプラスチック,セラミックス,サファイアなどの材料に対する微細加工の用途に適している。
「Explorer One XP 355-2」は,前身モデルの2倍であるUV2W以上を出力し,バッテリー用金属箔,サファイア,プラスチックなどの材料に対する微細加工やマーキング用途に適している。
一方「Explorer One 355-1」は,前モデルの2倍以上であるUV800mW以上を出力し,プラスチック材料へ高コントラストなマーキングやマイクロサイズの電子デバイスに対する微細加工など,コンパクトでコスト効果の高い用途に適している。
「Explorer One HE 355-100」は,高パルスエネルギーのUVレーザとして繰返し周波数10KHzにおいてパルスエネルギー100uJを発振し,セラミックス,ポリマー,或いはインプラント系メディカルデバイスや製薬関連など,難易度の高い材料への加工やマーキングに適している。
このシリーズは,同社が提唱するレーザヘッドと電源を一体化したプラットフォーム,“It’s in the Box™”コンセプトデザイン採用により同クラス最小,最軽量を実現し,さらに200Gの加速度衝撃テストをクリアした耐久性で可動ステージへの搭載に適している。
24/7の厳しい使用環境において数千台の納入実績のあるプラットフォームに基づいており,信頼性の高い製品となっている。