エドモンド,レーザライン用ビームスプリッタを発売

エドモンド・オプティクス・ジャパンは,レーザライン用プレート型無偏光ビームスプリッタの発売を開始した(製品ページ)。

このビームスプリッタは,入射ビームの偏光状態に影響を受けずに分岐し,偏光の制御が重要となる要求の厳しい様々なレーザアプリケーションでの使用に適している。

このビームスプリッタは,1064nmにおいて6J/cm2(10nsパルス)の高レーザ耐力特性を有している。基板上に誘電体膜を積層することにより,システム性能を向上させながら,入射ビームの偏光状態を維持する。

1025~1095nm用のコーティングは,Nd:YAGやYb:KGW,Yb:YAGを始めとする産業用で最も市販されているレーザに向けてデザインされている。フェムト秒レーザアプリケーション向けには,入射ビームのパルス幅を維持するようにデザインされた低GDDコーティングも提供する。また波面歪みを最小化するために,λ/8の基板面精度を備えている。

直径は25.4mmで,設計波長が355nm,515-532nm,770-830nm,1025-1095nmの4種類をラインナップ。合成石英製基板を用いて作られており,22.9mm以上の有効径(CA)を有する。

また欧州RoHS指令に適合したほか,耐久性においてMIL-C-675A規格に適合している。