富士通とパナソニックおよび日本政策投資銀行(DBJ)は,富士通セミコンダクターとともに,2014年7月31日付でシステム LSIの設計・開発などを手掛けるファブレス形態の統合新会社の設立に関する契約を締結したが,富士通セミコンダクターおよびパナソニック両社のシステムLSI事業の統合を完了し,3月2日,DBJの出資をうけて新会社「株式会社ソシオネクスト」として,事業を開始した(ニュースリリース)。
富士通とパナソニックは,新会社が映像・イメージングおよび光ネットワークなどの技術を核に,両社グループが培った技術力,知的財産,および顧客基盤などの経営資源を集結し,グローバルに競争力のある企業に成長していくことを期待するとしている。また,ソシオネクストは両グループから独立した事業会社となり,パートナーとして協力していく。
DBJは,システムLSI 分野におけるソシオネクストの新たな価値の創造に向けた取り組みに対し,「競争力強化ファンド」を活用することで,今後も同分野におけるソシオネクストの競争力強化を後押しする。
■新会社ソシオネクストの概要
商号 : 株式会社ソシオネクスト
本店所在地 : 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-10-23 野村不動産新横浜ビル
代表者 : CEO 西口 泰夫,COO 井上あまね
資本金 : 302 億円 株主構成(議決権比率): 富士通(40%),パナソニック(20%),DBJ(40%)
事業開始日 : 2015年3月2日
事業内容 : システムLSIおよびそれを中心とする製品・サービスの設計,開発および販売
ソシオネクストホームページ