パナソニックは,次世代ブルーレイディスク規格(ULTRA HD BLU-RAY™)で採用が予定されている,4KやHigh Dynamic Rangeなどの最新技術に対応したブルーレイディスク再生技術を世界で初めて開発し,試作プレーヤを1月6日から9日まで,米で開催される世界最大の家電見本市「2015 International CES」に参考出展する(ニュースリリース)。
開発品は,同社の映像処理技術や光ディスクドライブ技術を結集することにより,4K(3,840×2,160画素)/60p/10ビットの高精細映像表示に対応するとともに,輝度ピークを従来の100ニトから1,000~10,000ニトまで大幅に拡大することで表現力を高めるHigh Dynamic Range,色の再現性を大幅に高める広色域規格BT.2020,高効率動画圧縮技術HEVC(H.265)/100Mbpsの高ビットレートによるブルーレイディスク再生などの最新技術に対応する。
これにより,従来のブルーレイディスクプレーヤから,解像度のみならず,色,明るさ,階調など総合的に表示能力を高め,民生用機器ではこれまで実現できなかった精細感と立体感に溢れた高品位な映像表示が可能になるとしている。
同社は今回,テレビメーカ,ハリウッドスタジオ,コンテンツ配信会社,技術会社などで構成され,デバイスからコンテンツまで,プレミアムなUHD(Ultra High Definition)プラットフォームの構築に向けた統一基準の策定を目指す設立された「UHD Alliance」にも参画する。