ハンファQセルズジャパンの親会社である,韓国ハンファグループは,傘下のハンファQセルズとハンファソーラーワンの両社が,合併に正式合意したことを発表した(ニュースリリース)。この合併により,3.28ギガワットの太陽光セルの生産能力を保有する,世界1位の太陽電池メーカが誕生する。
今回の合併で,世界の太陽光ビジネスの多角化に対応すべく,調達・生産・販売拠点等の規模の拡大で実現される高いコスト競争力,差別化された技術力と経験,そしてセル・モジュール製造だけではなく,太陽光の幅広い分野においてビジネスを展開する基盤の整備を実現する。また,財務基盤の強化により,ナスダック上場企業として市場での高い資金調達力も期待できるとしている。
統合手続きの完了は2015年2月を予定。新法人の代表には現ハンファソーラーワンのCEOが就任する。本社所在地は,ドイツの先進的な技術力や革新的な研究開発を一層強化するためドイツ・タールハイムを引き続き拠点とし,経営機能はハンファグループとの連携を最大限活かすため韓国・ソウルに構える。2か所を本社とすることで,機動性を最大化する体制を取る。