東京大学および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は,超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」からの信号を受信し,探査機が所定の惑星間軌道に投入されていることを確認し初期運用を開始した(ニュースリリース)。PROCYONは,小惑星探査機「はやぶさ2」の相乗り小型副ペイロードとして,平成26年12月3日13時22分4秒(日本時間)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機で打ち上げられた。
PROCYONのミッションは,地球から離れた深宇宙で,超小型でも電源,通信,姿勢や軌道の制御など探査機として必要な技術が機能することの実証。立教大学らが開発したジオコロナ観測用望遠鏡を搭載しており,今後は深宇宙探査に有効な様々な技術の実証と科学観測を実施する。