三菱電機エンジニアリングは,全色固体レーザ光源を採用した手術用顕微鏡用レーザ照明装置を開発した。
顕微鏡用の照明では白色ランプが主流だが,より高い信頼性を備え,患部が見やすく医師や患者の安全にも考慮した照明装置が求められている。
今回開発した装置は,複数のレーザ光源から構成されており,手術中の消灯を防止するとともに,白色ランプ(キセノンランプ)と比較して20倍以上となる4万時間の長寿命化を実現した。また,調色を可能にするRGB制御により,患部が見やすい照明とした。今後は医療機器開発・製造を手掛けるミズホと共同で,医療現場での検証を実施し,早期の市場投入を目指す。