オーシャンフォトニクス,スペクトルチューナブル均一光源の販売を開始

オーシャンフォトニクスは,同社が代理店を務める米国Labsphere(ラブスフェア)社製「CCS-1000 スペクトルチューナブル均一光源」の販売を開始した(ニュースリリース)。

この製品は,カメラの製造分野で要求される画像や色の高度なテストやイメージセンサ校正用に開発されたスペクトルチューナブル均一光源。積分球に設置されている,可視から近赤外域までの異なる波長のLEDの出力を調整し,イルミナントA・C・D50・D55・D65・D75・E等の擬似的スペクトルを再現できる。

さらに,オプションの分光器によりリアルタイムにスペクトル等をモニタすることも可能。複数のLEDは積分球内部で拡散反射を繰り返すことにより,出力面φ75mmの均一性は97%以上となっている。同社ではこの製品をカメラの製造分野に注力して販売していきたいとしている。

主な特長は以下の通り。
・イルミナントA・B・C・D50・D55・D65・D75・F2・F12・E・SSL-CWのプリセットスペクトル形状
・可視~近赤外域での任意のスペクトル形状の作製が可能
・積分球出力部の均一性は97%以上
・50~500 cd/m2の輝度範囲の出力調整が可能

アプリケーションとして,ホワイトバランス,レンズ口径食補正,センサ均一性補正,チャンネルクロストーク,量子効率,SNR,欠陥素子検出等を見込んでいる。