コグネックスは三次元レーザ変位センサ「DS1000シリーズ」のラインナップを拡充し,工業用ビジョンコントローラとパワフルな三次元画像処理ツールを新たに追加した(製品ページ)。
今回追加したのは,測定範囲と解像度が異なる3つの新型モデル「DS1050」,「DS1101」,「DS1300」。三次元レーザ変位センサは難しい三次元計測の要求を満たす包括的なソリューションを提供する最新のVC5ビジョンコントローラとセットで使用する。VC5は最大4台の三次元センサを制御することが可能で,ファクトリプロトコルをサポートする。
また,使いやすい最新のソフトウェア開発環境Cognex DesignerTMがプリインストールされ,三次元アプリケーションの開発と操作しやすいGUIの作成を可能にしている。さらにレーザ三角測量を使用してスキャンした部品から三次元情報を抽出。この変位センサを使用すれば,コントラストや照明の状態に影響されずに精密な部品検査が可能となる。
DS1000 シリーズは同社の二次元画像処理ツールPatMax,IDMax,OCRMaxに加え,三次元高さ,平面計測,平面間角度,体積,断面といった三次元ツールも搭載しており,これらの様々な高性能画像処理ツールと組み合わせて使うことで,あらゆる三次元検査に柔軟に対応できる。また,サブミクロン測定,エンボス文字のOCR,および有無検査にも対応する。