堀場製作所は,10nmの分解能を持つラマン分光分析装置を開発し,9月3日に発売する(ニュースリリース)。
今回発売する装置は,分子構造や化学組成を解析するラマン分光分析装置に,原子レベルで試料表面の形状を観察するAFM(原子間力顕微鏡)の機能を搭載し,ナノ領域の研究用に開発したもの。AFM搭載により,既存のラマン装置比で100倍の高分解能を実現した。
また,分析部の機構を最適化することで,従来は半日かかっていたAFMとラマン装置の調整が不要とし,試料をセットして10分ほどで解析操作を可能にした。