コニカミノルタは最軽量を実現すると同時に堅牢性を高めた,カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR PREMIUM」を発売した(ニュースリリース)。価格は2,580万円(税別)。
同社は画像データの送信が無線で行なえるワイヤレスタイプのカセッテ型DR(Digital Radiography)「AeroDR」シリーズを2011年より展開しているが,今回開発した新製品は2.6kgの軽量化とハンドリング性を向上させた。これにより,片手でもカセッテ型DRを扱うことができ,医療現場におけるX線撮影技師の負担軽減を可能にした。
また,撮影頻度の高い検査室に加えて,手術室,救急医療,災害現場など様々な場面での利用拡大に伴い,ハードユースに耐えうる性能の向上を追及し,耐荷重、耐落下性能や防水設計といった堅牢性の向上を実現させた。
さらに次の撮影までのサイクルタイムを従来の「AeroDR」の約1/2と大幅に短縮。これによって撮影にかかる時間も短くなり,整形外科などで同じ部分を何枚も撮影する際に患者が痛みを伴う姿勢で撮影を待つ時間や集団検診などで患者が順番待ちをする時間が短くなるなど,患者への負担も軽減するとしている。