日亜化学工業は,車載ヘッドアップディスプレイ用途向けに青色ならびに緑色の半導体レーザを製品化することを決定した(ニュースリリース)。
現在の車載ヘッドアップディスプレイには光源としてLEDが採用されているが,光源を輝度が高く色再現性に優れている半導体レーザに置き換えることにより,広画角化,低消費電力化,高コントラスト化,色再現範囲の拡大など多くの点でメリットが得られるとしている。
同社はパッケージに半導体レーザで実績の高いφ5.6mmキャンタイプパッケージを使用し,内部に実装する半導体チップの電力から光への変換効率を改善したことにより,信頼性と品質の向上を実現した。サンプル出荷は2014年10月より,量産は2015年10月より開始を予定している。