旭硝子グループは, ベルギーの連結子会社AGCガラス・ヨーロッパ・ルー工場の太陽電池用カバーガラス生産停止について,2月10日から継続してきた同工場労働組合への説明と協議を終了し,6月26日(現地時間),現地法に基づき,生産停止および工場閉鎖を決定した(ニュースリリース)。
同社は工場閉鎖の理由について,太陽電池用カバーガラス市場の供給過剰による価格低下が事業の採算悪化をもたらし,同工場の稼働による営業損失の発生が避けられず,他製品への生産転換も不可能だったとしている。
同工場での従業員数は190人。太陽電池用カバーガラス(型板ガラス)を製造していた。旭硝子グループは工場閉鎖の費用として約47億円の事業構造改善費用を見込んでおり,2014年12月期,第2四半期で費用を計上する予定。